こんにちは。
ホープアカデミーの藤原です。
先日私の指導するサッカーチームの試合がありました。
1発勝負のトーナメントだったのですが、試合は押していたにもかかわらず、敗れてしまいました。
試合の内容的にはこちらに分があったことは間違いありません。
10回戦って8回ぐらいは勝てる相手です。
しかし、結果は結果です。負けという結果に変わりはありません。
ではこういった一発勝負で勝つためにはどうすればいいのか。
よく「勝負は時の運」と言われたりします。また「運も実力のうち」とも言われます。
宝くじや当たりつきのアイスキャンディで当たったりするのは完全に運ですね。
私たちができることはせいぜい買う場所を選ぶことぐらいです。
しかし、勝負事ではどうでしょうか。
勝つ確率を1%でも上げるために、様々な準備をするでしょう。
試合などでは本番中に策を練ったりしますよね。
そういった準備をきちんと行って勝率をどんどん上げたとしても、決して100%にはなりません。
勝負事には不確定要素があるからです。
その時のコンディションやイレギュラーなどが起こり得ます。
よってどんなに準備をして練習や勉強に取り組んだところで「勝率100%」は到底無理なのです。
私たちにできることは、確率を1%でも上げることだけです。
綿密に準備を行ってもうまくいかないときもあります。なぜなら勝率は100%ではないからです。
ただ確率論でいえば、確率が高ければ高いほど当然負ける確率は減ります。失敗しにくくなるのです。
一見同じような実力のチームでも、リーグ戦などではれっきとした結果の差が出るのが確率です。
繰り返せば繰り返すほど確率は収束していきますので、試合やテストを重ねれば重ねるほど実力がその通り発揮されるのです。
そうは言っても受験は一発勝負ですよね。
結果にこだわることは大事ですが、やはり運もある以上こだわるべきはプロセスなのではないかなと思います。
特に子ども年代は積み上げて確率を上げることに重点を置いて物事を進めるべきです。
その時は失敗したり、敗れてしまうかもしれませんが、人生トータルでは必ず収束するのですから。
それが「実力」ではないかと私は常々思いながら指導に当たっていますよ。