こんにちは。
ホープアカデミーの藤原です。
私は参考書などを探しによく本屋に行きますが、いつも気になる本を衝動買い(CDでいうジャケ買い)をしてしまいます。
本屋に行くとそれなりにお客さんがいますので、本離れが進んでいるという印象は受けませんが、子どもたちと話をしていると本を読まない子は増えたのかなとは感じます。
時代柄動画を見るほうが楽だし、おもしろいと言う人もいますが、本には本の、映像には映像の楽しみ方があると思います。
私が思う本の良さを私は2つ知っています。
まず一つ目は「疑似体験ができる」ことです。
小説を読んで登場人物に感情移入して感情を疑似体験したり、作者の体験談などを読んで、自分が今まで経験したことのないことを知るなど、自分が知らない世界がたくさん体験できます。
実体験では途方もない量の体験を本では家にいながらできるのです。
もうひとつは「人それぞれの世界を作ることができる」ことです。
小説などを読みながら、たいていの人は頭の中で状況や情景を想像しながら読み進めていくことと思います。
登場人物がどんな顔をしているか、どんなシチュエーションの中にいるか、話し相手との距離はどのっくらいなのか、読む人によって本に書いてない部分を想像しながら読んでいきます。
映像だと見るずべての人が同じ光景、情景を見て、同じ声、同じ方向から見ます。
それはそれで楽しいのですが、本だとそれぞれの頭の中に100人いれば100通りの風景が出来上がっています。
同じものから、それだけ多様なものを生み出せる媒体は、本以外にないのではないでしょうか。
最後になりましたが、漢字を学習したり、文章の読解をする上でも、「たくさん読む」という経験は必ずプラスになります。
読書をする人は、伝え方や表現の仕方がしない人と比べて豊かです。
それは社会で生きていくうえでとても大事なスキルですし、自分自身の人生もより豊かにしてくれると思います。
嫌いな人に読めとは言いませんが、普段あまり本を読まない人も、興味のある本を手に取ってみませんか。