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【家で勉強しない子どもへ】自習のすすめ

「子どもが家で全然勉強をしてくれない」そう思っている親はたくさんいると思います。自分から進んで勉強をしてくれたら・・・そのような期待とは裏腹に子供たちは家で机に向かうことをしようとしません。今日はどうやったら自宅で学習を進められるのかにフォーカスしてお話をしていきましょう。

なぜ自習をしないのか

「自習」とはその字のごとく「自ら習う」すなわち自分で学習を進めることです。「習う」という言葉を辞書でひくと、「教わったことを繰り返し練習して身につけること」とあります。教わったことを繰り返す、簡単なように思いますが、子どもたちはなぜ自習をしないのでしょうか。

自習は高度な学習

まず一つ目に言っておきたいのは、「自習」をきちんと進めることはとても難しいということです。単に繰り返し学習することは簡単です。漢字の一を100回書き続けても、その時間は自習です。なぜなら繰り返し練習していますからね。しかし、それでは自習の本来の目的は達成されません。自習の目的は「できなかったことをできるようにすること」です。これを効果的に行うには、まず自分は何ができて何ができていないのか把握しなければいけません。また、把握した後もできていない部分をできるようにするために、どういったアプローチをすればいいか知っていなければいけません。もちろん小学生には難しいですが、大人でもなかなかできることではないですね。
効果的な自習を行うということは、高度な学習であるということです。

周りの誘惑と興味

もうひとつの大きな自習ができない要因としては、勉強に対する興味がないことです。自分の好きなことであれば情報が少なかったとしても自ら調べて知ろうとしますし、どうやったら上達するか考えながら行動しますよね。対して興味がないものはそういったやる気が出ず、行動に移さない、考えないなど、興味があるものと比べると行動が対称的になりますね。また周りに勉強よりも興味があるものがあると、当然そちらに行動の重心がいってしまい、優先順位が下がってしまい、勉強する時間がなくなる→勉強しない、となります。

自習の進め方

そうはいっても、家で勉強しないといけないという気持ちは誰しもが持っていると思います。どうやったら家でも勉強が続けられるでしょうか。

まずは短時間から

受験生などに多いですが、部活が終わったタイミングなどで「今日から勉強するぞ!1日6時間だ!」などと意気込んでいる生徒をよく見ます。正直に言うと、ある日から突然1日6時間の勉強を毎日始めるのはかなりハードルが高いです。なぜなら今までやっていたことをすべて我慢しなければならないからです。当然ストレスがたまり、長くは続きません。この例のような部活が終わったタイミングで学習をスタートするなら、まずは部活動をしていた時間を勉強に充てる、これぐらいからスタートしたほうがいいでしょう。慣れてくれば徐々にテレビや動画を見る時間を減らしたりしながら、学習に充てる時間を増やしていきましょう。

必要な部分だけピックアップして

取り組む内容も大事です。勉強をスタートするときは、ワークを買ってきて1ページ目から始める人がほとんどだと思います。ですが、理解ができている内容を再び学習する必要はありません。むしろ時間の無駄です。馬鹿正直に最初から始めるのではなく、自分が理解できていないなと思う単元からスタートするようにしましょう。

まとめ

自習は難しいですが、正しく取り組めば高確率で成果が上がります。まずは今の自分の状況を知ることが大事です。今は毎日どのくらい勉強できているのか、勉強の質はどうなのか、少しずつでも結果は出てきているのか、常に意識しながら学習ができるようにしましょう。小学生や中学生の場合、自分でそこまで管理するのは難しいと思います。塾の先生やご両親のサポートをもらいながら、少しずつ取り組んでいけるようにしましょう。
最後に一番大事なことです。「自習」は習慣です。習慣とは「長い間繰り返しているうちに、そうするのがきまりになっていること」です。自習を行うことがきまりになると面倒くさいとか、大変だとかいう感情はなくなります。
習慣づけのためには、少ない時間でも継続して取り組むことが一番大事です。
「継続」を意識し、質をあげていくことで、効率的な自習に取り組めるようになりましょう。


ホープアカデミーでは、高松市円座地区を中心に生徒の指導を行っております。「自学自習」をモットーとし、自分でできることを増やしていくことを意識しながら日々の学習を進めています。お問い合わせはホームページより承っております。無料体験授業も実施しておりますのでお気軽にお問合せください。
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