こんにちは。
ホープアカデミーの藤原です。
新生活を始めた中学生はそろそろ部活動も本格始動の頃です。
部活動の意義とは
(1) 心身をリフレッシュさせるだけでなく、仲間とともに自主的・自発的に行う活動 が多くの生徒に喜びと生きがいをもたらし、学校生活を豊かで充実したものにする。
(2) スポーツの専門的技能や知識を身に付け、生涯にわたってスポーツに親しむ能力 や態度を育てるとともに、体力の向上と健康の増進を図る。
と文部科学省では言っています。
確かに健全な心と身体をはぐくむという意味で中学校生活において部活動は重要な部分を占めていると思います。
しかし、最近問題になっているのは、指導についてでしょう。
問題の一つ目は、部活動を指導する顧問教師の負担でしょう。
働き方改革が叫ばれている今、一般企業よりもブラックかもしれないといわれている教師の労働時間。
通常の授業や教室運営に加えて、担当の部活動の休日の練習や大会への参加など、かなりの長時間の拘束が普通になっています。
休日出勤手当はあるものの、教師だってプライベートの時間も必要です。
そういった問題を解決するため、現在、高松市では部活動の週末の活動を外部の指導者に委託してはどうか、という提案が上がっており、スタートに向けて進んでいます。
部活動(特に運動部)の活動の外部委託については
①教師(顧問教師)の負担が減る
②より専門的な指導が可能になる
といったメリットがあります。一方で懸念されるのが、外部指導員の質です。
これはスポーツに対する知識や技能の質ではなく、モラルや目的に沿った指導ができるかという点です。
学校の部活動の活動の意義を理解した上で活動をしてくれるのか、そういった指導員がどれだけ確保できるのか、ここが一番大きな問題です。
部活動はクラブとは違います。結果がでればいい、強くなればいいというものではありません。
そのあたりを十分に理解して部活動をサポートしてくれる指導者が必要ですね。
もう一つ、財源の問題があります。難しいので割愛しますが、委託料や指導員への報酬はどこからねん出されるのかということも考えなければいけません。
いろいろ問題はありますが、基本的には部活動の外部委託については私は賛成です。
せっかくやるのだから、もっと専門的な、特殊な力を身に着けるために外部の指導を仰ぐことは社会では当然だと思います。
部活動を通して得るものも多いと思いますので、そういった試みで部活動を見直すきっかけができればいいなと思います。