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受験生の夏休みの取り組み

受験生にとって夏休みの学習はとても重要です。まとまった長い休みに何をどう勉強するかで受験の結果が大きく変わってきます。正しいアプローチと取り組みをして最大の効果を得るにはどう取り組んでいけばいいのでしょうか。

まずは計画を立てよう

長期間の学習を実りあるものにするためには、何といっても「計画」が一番重要です。企業でも年間の経営計画、中期、長期の計画を立てるように、計画を立てて進捗を把握しながら進めることにより、実績をより高いものにできます。ではどのような基準で計画を立てればいいのでしょうか。

得意教科と不得意教科を把握する

まずは、自分の得意教科と不得意教科を把握することです。不得意教科とは単にテストの点が悪い、これも一つの基準ですが、他の教科に比べて学習時間を多く割いている今日も不得意といえるでしょう。逆にあまり勉強してないにもかかわらず得点がいい教科などは、理解が進んでいると考えることができ、得意な教科ととらえます。テストの点数などを振り返る際は1年間分ぐらいのテストの点、偏差値、順位などをまとめて判断することも必要です。不得意教科の中でも得意な分野はあると思いますので、一回のテストや模試などの結果で判断せず、数回分のテストの点を把握して判断すると良いです。

得意分野と不得意分野を把握する

得意分野と不得意分野というのは、教科ではなく、学習の手順のことをいいます。暗記、読解、応用、記述ぐらいの分野に分けて、どの分野が得意なのか、不得意なのか分析してみましょう。これについても、過去の模試やテストの結果を参考にするとよいでしょう。合わせて、得意教科、不得意教科の分類と同様に、どの分野にどれだけの時間をかけているかということも振り返って参考にしましょう。

それぞれの教科にかける時間を決める

自分の得意教科、不得意教科、得意分野、不得意分野を把握することができたら、次はいよいよ計画を立てます。まずは教科ごとにかける時間を決めましょう。
計画としてはまず
② 夏休み期間中に取り組む時間を決める
②1週間単位でどの教科に何時間取り組むのか決める
③ 1日単位の学習時間を決める。
例えば1日に8時間の学習時間を確保できるなら、夏休み期間が40日で320時間の学習時間があります苦手な数学を120時間、その次に理科を80時間、その他の教科は40時間ずつなど、まずは大まかに学習時間を決めてみましょう。それから各単元にかける時間を決めます。英語なら文法の学習、英単語の学習、長文読解にそれぞれどのくらいの時間をかけるか、自分の得意分野、不得意分野も考えながら時間を決めます。一日ずっと同じ分野の学習をするのは飽きて集中力が落ちますから、分野と強化を毎日バランスよく学習できるよう計画を立てましょう。

実際に学習をすすめてみよう

計画を立てたら実際に学習を進めてみましょう。計画はあくまで計画ですので、ほぼ間違いなく計画通りに進むことはありません。体調が悪くて勉強できなかったり、急用で思うように時間が取れなかったりということもありますし、単元の学習に思ったより時間がかかってしまったり、逆に早く終わってしまったりして、立てた計画とはずれてきます。1週間に一度くらいの頻度で進捗を見直し、修正を加えていきます。早く進んでいる教科は前倒しに学習を進め、時間がかかった単元に充てるとか、単元ごとの学習を見直して理解ができている単元の学習時間を減らしてその時間を他の学習にまわすなど、フレキシブルに対応できるようにしましょう。計画通りにいかないからと焦って無理に進める必要はありません。学習単元についての理解を深め、テストの点数を上げるための勉強です。
せっかく学習する単元は時間がかかっても十分に理解をしてから次の単元に進むように心がけて、その進み具合に合わせて計画を修正していきましょう。

あまり理解できなかった部分はチェック

学習を進めていく中で、もう少し勉強を進めたいな、とか深く学習できなかったと感じる単元については、必ずメモを取るなど、わかるようにしておきましょう。一通りの学習を進めたとしても、一様に理解が深まることはありません。きちんと理解ができている単元もあれば、ふわっとしかわかっていない単元もあると思います。そういった単元は必ずメモをしておいて、今後繰り返し学習できるようにしましょう。

定期的にリスケをする

上でも述べていますが、1週間に一度ほど計画を見直し、修正をしていきます。計画と実際の進み具合とは違うと思います。計画を立て直しながら学習を進めていきましょう。途中で再学習が必要だと気付いた単元などを入れるのもいいですし、飛ばしてしまう単元もあっていいと思います。学習の進み具合をみながらきちんとリスケをしていきましょう。

まとめ

夏休みの学習の取り組みをご紹介しました。重要なので何回も言いますが、夏休みの学習の質は非常に重要です。力がつく人、つかない人はここで差が出ることが多いです。部活動も引退したこの時期に、ただやみくもに問題集を開くのではなく、計画を立てて順序良く進めることにより、学習の穴もなくなり、また自分のストロングポイントやウィークポイントも見つけることができます。自分を知ることも受験においてはとても重要なことです。そういった面でも計画を立てて学習を進めることは重要です。
夏休みを前に勉強をがんばろうと思っている生徒は多いと思います。その気持ちと結果を最大のものにするために、夏休みの取り組み方を一回お子様と話し合ってみてはいかがでしょうか。


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