今年からセンター試験は大学共通テストと名前を変え、求められるものも知識、技能に加え思考力、判断力、表現力となかなか難しい言葉が並べられ、試験も格段に難易度が上がりました。今日はその力の一つである「思考力」つまり考える力をどうやって養っていくのか、私の個人的な指導理念なども含めてご紹介します。
考える力を養うステップ~守破離~
考える力を養うためのアプローチ
もともとは武道や茶道で使われていた「守・破・離」という考え方があります。これは物事を学ぶときの基本的な姿勢を表しています。今では武道に限らずビジネスの場でも言われたりしていますね。
・守
教えを忠実に学び、その後の土台となる基礎や基本を固める
これが学校で学ぶ子供たちの基本的な姿勢ですね。勉強は嫌なもの、きらいなものかもしれませんが、まずは忠実に取り組んでみることです。オリジナリティを加えるでもなく、ただひたすらに与えられたことをやってみるようにしましょう。
・破
土台を守りつつも応用、改善をし、自己流を加えていく
基礎や基本をきちんとこなすようになったら、次はその教えを守りつつ、少しずつ自分なりの変化を加えていきます。自分なりに現状の問題点や改善点を見つけ、それをよくしていくほうに行動できる力です。
・離
それまでの過程にとらわれず、自分が思う通りの境地に達する。
今まで学んできたことにとらわれずに全く新しい考え方や思考を発揮することです。教えてもらった指導者のもとを離れて、自分で自分の思う通りに進んでみることです。
・小学生、中学生はまず『守』
小学生の学習は特に基本的な計算や、今後の知識の基礎となる基本的な内容を学習します。オリジナリティを加える前にまずは考え方や取り組み方など、徹底的に倣う、真似をしていきましょう。
学校の先生が「teacher」と言われるのはそのためです。まずは徹底的に教え込むことで学びを確かなものにするのです。
「破」に到達するには
「破」は学校の教育でいえば、自分で自分の意見を言えることだと思っています。
学校の授業で発表したり、クラスの学級活動などで自分の意見を言ったり、こういったことは「破」へのトレーニングです。もちろん間違っていたり、見当はずれな発言もあるでしょう。しかし自分で何かを伝えよう、作り出そうという心構えが非常に重要です。自分で考えて出た発言は最初から否定せず、意見として聞く、間違っていれば納得できるよう説明してあげることが大事です。学ぶことと同時に次のステップへのトレーニングを積んでいくことも小学生、中学生年代では大切です。
受験や企業などで求められる「思考力」や「表現力」といったものは、こういう自分の意見を考えたり、伝えたりする練習の積み重ねが大事です。「守」に重きを置きつつも、柔軟な発想や突飛な考え方をしっかりと聞いて、よい方向に導いていく、こういった子どもとの関わり方が人生で重要な力を育んでいくと思います。
・守
教えを忠実に学び、その後の土台となる基礎や基本を固める
これが学校で学ぶ子供たちの基本的な姿勢ですね。勉強は嫌なもの、きらいなものかもしれませんが、まずは忠実に取り組んでみることです。オリジナリティを加えるでもなく、ただひたすらに与えられたことをやってみるようにしましょう。
・破
土台を守りつつも応用、改善をし、自己流を加えていく
基礎や基本をきちんとこなすようになったら、次はその教えを守りつつ、少しずつ自分なりの変化を加えていきます。自分なりに現状の問題点や改善点を見つけ、それをよくしていくほうに行動できる力です。
・離
それまでの過程にとらわれず、自分が思う通りの境地に達する。
今まで学んできたことにとらわれずに全く新しい考え方や思考を発揮することです。教えてもらった指導者のもとを離れて、自分で自分の思う通りに進んでみることです。
・小学生、中学生はまず『守』
小学生の学習は特に基本的な計算や、今後の知識の基礎となる基本的な内容を学習します。オリジナリティを加える前にまずは考え方や取り組み方など、徹底的に倣う、真似をしていきましょう。
学校の先生が「teacher」と言われるのはそのためです。まずは徹底的に教え込むことで学びを確かなものにするのです。
「破」に到達するには
「破」は学校の教育でいえば、自分で自分の意見を言えることだと思っています。
学校の授業で発表したり、クラスの学級活動などで自分の意見を言ったり、こういったことは「破」へのトレーニングです。もちろん間違っていたり、見当はずれな発言もあるでしょう。しかし自分で何かを伝えよう、作り出そうという心構えが非常に重要です。自分で考えて出た発言は最初から否定せず、意見として聞く、間違っていれば納得できるよう説明してあげることが大事です。学ぶことと同時に次のステップへのトレーニングを積んでいくことも小学生、中学生年代では大切です。
受験や企業などで求められる「思考力」や「表現力」といったものは、こういう自分の意見を考えたり、伝えたりする練習の積み重ねが大事です。「守」に重きを置きつつも、柔軟な発想や突飛な考え方をしっかりと聞いて、よい方向に導いていく、こういった子どもとの関わり方が人生で重要な力を育んでいくと思います。
まとめ
ビジネス用語では一般的な守破離の概念ですが、教育年代にできるだけこのトレーニングを積んでおくと社会人として生きていく時の貴重な財産になります。
いろんな失敗が許されるこの学生年代に たくさん失敗して、たくさん考えて、たくさんの経験を積むことでそのあとの人生までも変わってくると私は信じています。
その一時一時を大事にしながら、考える力を養っていけるよう、教育に関わる者、親なども日常の接し方を考えてあげてほしいですね。
いろんな失敗が許されるこの学生年代に たくさん失敗して、たくさん考えて、たくさんの経験を積むことでそのあとの人生までも変わってくると私は信じています。
その一時一時を大事にしながら、考える力を養っていけるよう、教育に関わる者、親なども日常の接し方を考えてあげてほしいですね。
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