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読書感想文の書き方

先日は夏休みの作文の書き方についてお話をさせていただきました。

今回は作文と双璧をなす「読書感想文」の書き方のお話をさせていただきたいと思います。

生徒も保護者も毎年頭を悩ませる作文の宿題ですが、ポイントを押さえて読む、文章を書くことによってスラスラと書けるようになります。

そしてまとまりのある文章が書けるようになります。

読書感想文の書き方

作文と同じように、読書感想文にも書き方、書く順序があります。
順番を追って書けば読書感想文を書くのも苦手じゃなくなりますよ。
それでは見ていきましょう。

本を決める

当たり前ですが、読む本を決めてください。決める基準は感想文が書けそうな本よりは自分が興味のある本を読むほうがいいです。
興味のある本のほうがまず集中して読めますし、内容も頭に入りやすいです。逆に課題図書など興味がない分野の本を読んでも、興味がない分、自分の心に響いてこない→内容が頭に入らないので、おすすめできません。
出来るだけ好きな本、興味のある本を選びましょう。

本を読む

本を読んでください。本を読むときに一つだけしてほしいことがあります。印象的な文章や心に残ったページには必ず付箋を貼っていってください。後から見直して作文に使えるフレーズや文章を探しやすくなります。
また、心に残る部分は本の中でも重要な部分であることがおおいので、文章の要約にも使うことができます。

文章を書こう

① 書き出しの文
書き出しの文は「その本を読もうと思ったきっかけ」をかきましょう。
興味のある本であれば、なぜその本に興味を持ったか、どういうことを期待して読んだのか、できるだけ具体的に書けると良いでしょう。
② 中身の文
中身の文章は主に本の要約です。誰が、どういう状況で、どんなことをして、どう感じた(思った)のかなど、印象的な部分を挙げながら、内容を要約していきます。
ここで大事なのは、要約のポイントごとに自分が感じたことを入れてください。これも単純に「感動した」「面白かった」などではなく、比喩なども入れながら感情をあらわす言葉以外で表現することを意識してみましょう。
表現の技法については、「作文の書き方」のブログを参照してください。
③ あとの文
あとの文章で大事なのは、読んだ後どう感じたか、です。ただ単に「おもしろかった」「わくわくした」などではなく、「本が私に与えた影響」について書くと良いでしょう。
本を読むことによって、今までの自分の意見がこういうふうに変わった、今までしていた行動がこう変わったなど、具体的な事例を挙げると想像がしやすく、印象的な文章になるでしょう。

まとめ

読書感想文、難しいですが手順を守って書けば、必ずいい文章が書けますよ。
作文、感想文に限らず、文章を書くときに必ずしてほしいことは「下書き」を作ることです。
まずは書きたいことを箇条書きで書きだす、そのあとそれに従って下書きをする、肉付けをして清書というように、必ず段階を踏んで書くようにしましょう。
いきなり清書から書くと、書く順序がおかしくなったり、内容がまとまらなかったりして説得力のある文章が書けません。
必ず下書きは行いましょう。

順序通りに書けたら、あとは演習あるのみです。たくさん書いてスキルを自分のものにしていきましょう。



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