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選択問題の極意

すべての教科で必ず出題される選択問題。「次の中から正しいものを選べ」という問題です。

小学生から大学受験の共通テストまで、どの教科のテストでも必ず出てくる問題ですよね。

たとえば選択肢が5つなら、適当に書いても正答率25パーセントです。

これを少しでもあげることができれば、テストの正答率は上がります。

どうやって選択肢を選べばいいのでしょうか。今回は主に国語、英語の長文読解問題にしぼって説明します。

読解問題の解き方

選択問題への取り組みですが、全教科を通していえることは「問題文をきちんと読むこと」です。
正しいものを選ぶのか、間違っているものを選ぶのか、正解はひとつなのか、それとも複数なのか、必ず確認しておく必要があります。
「正しいものをすべて選べ」という設問は、ほぼ必ず正解は2つ以上あります。ただ、ただ、最近のテストの傾向で、正解が無いというパターンも少しずつ出てきています。
その場合は「無い場合は・・・」と設問に必ず書いてあります。
このように設問には解答への手がかりがあります。必ず設問文をきちんと読んで問題に取り組めるようにしましょう。

まず設問を読め

国語が一番選択問題が多いのではないかと思います。
特に大学入試、共通テストは基本的に選択問題です。
今回は主に読解問題について説明します。
まずは設問文をさらっと読みます
あまりじっくり読むと先入観が入ってしまうので、選択肢は読まず、設問文のみ読みます。
何を聞かれているのか事前に把握しておくことで、どこをじっくり読まなければいけないのか、どのあたりはさらっと読み飛ばせるのか、読み方の濃さ薄さを調節できます(身につけるには反復しなければいけないですが)
すべての文章をじっくりと読んでいては、時間が足りません。
設問を読むことでじっくり読まなければならない箇所、かるく読み飛ばせる箇所を自分で把握できるようになります。

線を引いておけ

設問文を読んだら文章を一通り読みます。
ここで、濃く読んだ部分(設問に関係ある部分)については、かならず線を引いておきましょう(自分がわかるようにしておけば線でなくてもいいです)
設問に取り組むときに、重要な箇所をすぐ見つけられれば、時間の短縮になります。主に傍線部など設問になっている箇所の前後に重要な部分があることが多いので、せのあたりを重点的に読みながら線を引いていきましょう。

選択肢を絞れ

ここがとても大事な部分です。
選択肢が5つあるときは、適当に答えても正答率は20パーセントですね。
当然100点満点中20点では試験を勝ち抜くことはできませんので、できるだけ正答率を上げていくことが大事です。
いきなり正解の選択肢をズバッと選ぶことができればいいのですが、そう簡単にはいきませんよね。
いきなり正解に近づこうとせず、まずは選択肢を削っていきましょう。
5択を4択にすれば正答率は20%⇒25%
2択まで絞れれば適当に選んでも正答率は50%まであがります。
そのために、正答ではない選択肢をどんどん削っていきましょう。
最後に、ひとつにしぼれれば問題はありませんが、絞れなくても正答率を少しでも上げられるよう、明らかに間違っている選択肢を省いていきます。

正答率をあげるためにすべきこと

選択問題は記述問題と違い、適当に答えても正解する可能性はあります。
ですが、完全に適当に選ぶのとできることをした上で選ぶのでは、当然正答率が変わってきますよね。
選択肢が5つあるときは、適当に答えても正答率は20パーセントですね。
当然100点満点中20点では試験を勝ち抜くことはできませんので、できるだけ正答率を上げていくことが大事です。
いきなり正解の選択肢をズバッと選ぶことができればいいのですが、そう簡単にはいきませんよね。
いきなり正解に近づこうとせず、まずは選択肢を削っていきましょう。
5択を4択にすれば正答率は20%⇒25%
2択まで絞れれば適当に選んでも正答率は50%まであがります。
そのために、正答ではない選択肢をどんどん削っていきましょう。
最後に、ひとつにしぼれれば問題はありませんが、絞れなくても正答率を少しでも上げられるよう、明らかに間違っている選択肢を省いていきます。

極端な表現に気をつけて

選択肢の中には、極端な表現を使っている選択肢があったりします。
例えば、「すべて」「完全に」など、こういった極端な表現は間違っている可能性が高いです。
正しい選択肢を選ぶ場合なら、削れる可能性は高い選択肢でありますし、間違った選択肢を選ぶ問題であればこれが正答の可能性が高くなります。

一部のみ違っている部分を見逃さない

選択肢を読みながら、明らかに間違っている選択肢はわかりやすいと思いますが、同じようなことを書いている選択肢は、どちらが正答かわかりにくいですよね。
特に国語では多いですが、前半部分はほぼ一緒で、後半のみ文章が違ったりする選択肢は、特に大学の入試問題になれば多く見られます。
どこがどう違うのかにきちんと注目して、2つの文章の違いに注目しながら選択肢を絞り込んでいけるようにしましょう。

まとめ

選択問題への取り組みで大事なことは、「絞る」ことです。これに尽きます。
すべての選択肢を吟味できて違う部分に気づくことができるなら読解問題は完璧です。
もちろん、勉強するときは、ひとつひとつ丁寧に見ていく必要があります。
ですが、本番の試験では、すべての問題の正解を絞り込むことは不可能です。
全問正解が難しいとしたら、やはりできるだけ高得点を取りたいですから、選択肢を絞り込むことが大事になってきます。
単純に2択まで絞り込むことができれば、半分は正解するわけです。
わからないからといって適当に解答するのではなく、少しでも正答に近づけるように取り組んでいくべきです。
読解問題に取り組むときは、まず自分の力で解いてみる。
どこまで自分の力で選択肢を絞り込むことができたのか、解答をみて確認する。自分ではわからなかった選択肢の間違っている部分を、文章と解答を読みながら確認します。
これを繰り返して、絞り込む技術をつけていきましょう。

試験で選択問題を全部正解することはほぼ不可能です。しかし、正答率を上げることは可能です。
受験のテクニックとして意識しながら学習に取り組んでいきましょう。


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