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高専の学習で大事なことは

こんにちは。

ホープアカデミーの藤原です。

当塾では通常の小、中、高校生コースに加えて、高専生のコースがあります。

専門科目は現在募集停止しておりますが、数学、理科の募集は随時行っております。

以前も書きましたが、普通科の高校や専門科の高校と高専の学習は、カリキュラムが全く違います。

高度な専門性を要する科目を学習するために、特に理数系の科目を深く理解しておく必要があるからです。

数学については、特に大学範囲の学習にまで及びます。(2年時ぐらいから大学の内容も少しずつ学習し始めます)

理系科目が好きだったり、得意だったりして高専に進学している生徒が多いですから、ある程度難しくても対応できるだろうと思いますが、ここは少し違います。

大事なことは「深い理解」が求められるということです。

最初のうちはここをないがしろにしても学習は進めていけます。中学校で培ったスキルがありますから、計算のテクニックであったり、法則を理解して問題も十分に解くことができます。

ところが、2年生、3年生になると、計算が複雑になっていくのはもちろんですが、何のためにこの計算が必要なのか、何を求めているのかがわかりにくくなっていきます。

ただ計算をこなしていくだけでは理解が追い付かないのです。

そうやってつまずいていく生徒は多いようで、実際に2年生から3年生に上がるタイミングで留年していまう生徒も多いそうです。

そういった生徒は、専門分野の学習に取り組むための理系科目の理解が不十分なまま進んでしまったことが原因と考えられます。

それでは、留年せず学年ごとに学習する内容を理解しながら進んでいくためには何が必要なのでしょうか。

いうまでもありませんが、「積み重ね」です。

3年生の学習でつまずいてしまう生徒はその原因はおそらく2年生より前にあります。

2年生で何とかギリギリ単位を取ることができた科目、こういった科目の理解不足が3年の学習に響いてくるのです。

ですので、単位を落としてから勉強を始めてはもう遅いです。

取り返すにはかなりの労力と時間が必要になります。

それでもやらなければならないのですが、どうやってやっていくか、です。

高専では先輩方が下級生の学習のサポートをする習慣があるようですが、あくまで表面的なもので、単位を取るためのテクニックであるとか、出題される問題の演習など、理解を深めるというよりはテストで得点を取るための学習が多いような気がします(全員ではありません。そういうパターンが見受けられるということです)

それでは、今回のテストは乗り切れたとしても、自力で次のテストを乗り切るのはさらに難しくなるでしょう。それを積み重ねていけばいつかは限界がきます。

理解できない、解けない問題があったとき、どこの部分の理解が乏しいのかさかのぼって振り返り、復習してそういった箇所をつぶしていくことこそ、きちんとした積み上げができる高専の学習だと思います。

そういった点を踏まえながら、ホープアカデミーでは高専生の授業を進めております。

特に新しく通い始めてくれた生徒は前の学年の内容の理解が不十分なことが多いです。そういった箇所をきちんと振り返りながら確かな理解と力をつけていくことが今後の学習においても大事なことであると思います。

数学の学習はずっとつながっており、また物理などの分野とも深いつながりがあります。そういった部分も順序立てて理解していくことで、本当の高専生としての力をつけることができるのだと思います。

高専コースについては、まだ空きがございます。

学習の進め方や現状の把握なども含めご相談、面談なども随時行っております。

お気軽にホームページからまたはお電話でお問合せください。

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