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夏期講習を受ける前に

夏休みがもうすぐ始まります。受験生にとっては、夏休みは受験に向けた大事な期間になります。通っている塾などで夏期講習を受ける生徒も多いでしょう。今回は夏期講習を受ける前に必ずチェックして欲しい点を挙げておきます。

夏期講習の選び方

どこの学習塾でも夏休み期間を利用して「夏期講習」が行われていると思います。コマ数だったり、費用はまちまちですが、やっていない塾はないでしょう。いつも通っている塾の夏期講習を受ける人、今まで通ってなかった塾の夏期講習を受ける人など、様々だと思いますが、選択を間違えてしまうと、大事な夏に無駄な時間を過ごしてしまうことになります。気をつけておくべきことは何があるのでしょうか。

「無料」にだまされるな

大手の学習塾などでは、「夏期講習無料」と大々的にCMなどを展開していたり、「1コマ500円」などとかなりリーズナブルな講習を用意している塾もあります。安いに越したことはないのですが、もう一度目的に立ちかえって、講習を受ける意味を考えておきましょう。ただ夏期講習に通えばいいのではありません。夏期講習を通じて学力を向上させることを目的としているのであれば、必然的にこのようなチャッキコピーに飛びつくことはありません。どのような授業をしているのか、通うことによってどういった力がつくのか、きちんと考えて受ける塾は選んだほうがいいでしょう。

そのコマは必要?

学習塾の集中講義では、セットになって金額を設定してある塾(例えば1週間で20コマで〇〇円)と、コマ数を選べる学習塾があります。セットになっているコースを受講すると、例えば3教科まんべんなく学習する、5教科をひととおり学習するなどの時間割になっていることが多いです。しかし、まんべんなくどの教科も同じくらいの学力の生徒がどのくらいいるでしょうか。ある生徒は数学は得意だけど英語は苦手、またある生徒は英語は得意だけど理科が苦手など、生徒によって学習のボリュームが必要な科目は様々です。得意な教科のすでにわかっている授業をお金を時間を使って受講するのは生徒のためでしょうか。コマ数や科目を選択でき、丁寧なところでは、単元ごとの学習を行ってくれる塾もあります。学校のテストの結果や、生徒本人と話をしてどの教科の学習がどのくらい必要なのかはっきりとさせた後に、それをきちんと教えてくれる塾に行くのがいいでしょう。

本人の意思を確認しよう

親が危機感を持って夏期講習を受講させたとしても、いくら勉強時間を増やしたからといってそのまま学力が上がるわけではありません。学力が上がるかどうかの大きなウェイトを占める要素は生徒本人のモチベーションによるところが大きいです。
実際に同じような学力の生徒が同じ内容の講習を受けても、モチベーションが高い生徒はぐんぐん成績が伸びるのに対し、いまいちやる気がない生徒はそれなりにしか伸びません。
モチベーションは勉強をする上で重要な要素ですが、どうやって上げていくのがいいのでしょうか。方法としては2つあります。まずは現状を本人に把握してもらうこと、そして志望校合格のためにあとどれくらい必要なのか、具体的な数字で示すこと、これをやると、得点という明確な目標ができ、自分がどのくらい成長しているのか、得点で図ることができます。将来の夢や、どうしても行きたい高校がある生徒はこう言った方法でやる気を刺激してあげましょう。
これといった明確な目標がない生徒については、まず目の前のことをきちんと意識させて学習に取り組ませるべきかと思います。こういった生徒はなかなかモチベーションが上がりにくいですが、9月のテストで何点まであげよう!とか、数学は70点を目指そう!など、近い目標を設定しながら進めていくとよいでしょう。

夏期講習で学ぶべきこと

夏休みで長い期間があるからといってなんでも完璧に学習を進められるわけではありません。受験という長い期間の1タームとしてどういった学習が必要なのか考えて夏休みを過ごして欲しいものです。

学習習慣

夏休み前までは部活などで十分に勉強の時間をとれなかった生徒も多いと思います。部活動も引退して時間が十分に取れるようになったからといって、今まで一日30分しか勉強してこなかった子がいきなり一日4時間も勉強できるわけがありません。夏期講習での学習を通して、家庭でも宿題などに取り組む時間を少しずつ増やしていきましょう。最初は少しずつでも毎日すること、習慣化させることで勉強に取り組むことが当たり前になってきます。逆に勉強をしないとそわそわしたり、気になってしまうようになるとしめたものです。
勉強を毎日欠かさず取り組める習慣づけのための講習にしましょう。

基礎的な内容の定着

学習の内容としては、入試問題は基礎的な内容が約半分、発展問題が約半分といわれています。自分の学力に合わせた学習はもちろん必要ですが、まずは基礎部分を確実に解ける力をつけていきましょう。基礎部分がなければもちろん発展問題も解くことができませんし、基礎的な問題を取りこぼしていては受験に勝ち残れません。まだまだ長い受験生活のベースとなる基礎学力をきちんとつける期間と考えて学習を進めていきましょう。

まとめ

夏期講習を選ぶ上で気をつけておきたいこととして
・どういった内容の講習か(科目、単元、レベル)
・明確なカリキュラムがあるか(どう学習を進めていくのかちゃんと説明してくれるか)
・生徒のモチベーションはあるか
時間とお金の無駄にならないよう、上の点には注意して講習を選んでいきましょう。
最後になりますが、受験生にとって一番大事なものは「時間」です。時間の使い方が上手かそうでないかにより成績は格段に違ってきます。もちろん生徒だけでは十分に時間をうまく使うことはできませんので、保護者だったり、塾の先生と相談しながら、学習計画を立てたり、講習の内容やコマ数を決めたりしましょう。ここが十分に話し合うことができない塾は正直やめたほうがいいと思います。
夏休みという限られた期間を有効に使いながら、最大の成果を発揮できるよう、周りからもサポートをしてあげましょう。



高松市円座町から車で10分のホープアカデミーでは、「少人数学習」での夏期講習を行っております。個別にカリキュラムを立てて、また教科、受講コマ数も自由に選択することができます。生徒の現在の学力や志望校に合わせて、最適な学習計画を立てて日々の学習に取り組んでおります。
ご興味のある方はホームページよりお問い合わせください。

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