昨今のコロナ禍において、大学や高校を始め、学習塾においても、リモート授業が行われるようになってきました。集団授業、個別授業に続く授業スタイルとして、今後さらに需要が見込めるリモート授業ですが、メリットとデメリットを正しく知っておくことで、適切な塾選びや、授業スタイルを選択する参考になると思います
リモート授業の良い点
リモート授業とは、Zoomなどで教室(講師)と生徒をつなぎ、オンラインで授業を行います。講師1人についてマンツーマンで指導する場合や、講師一人でたくさんの生徒に授業をすることも可能です。
WEB授業との違い
WEB授業や動画での授業については、以前から使われていました。動画でのコンテンツ作りが盛んになってきた5~6年前より、youtubeなどのプラットフォームを使い、授業の動画を配信する大手学習塾が出現しました。WEB授業では、講師の話を生徒が視聴するというものが一般的です。受け持つ生徒だけに向けたものから、不特定多数の生徒に向けたものまでさまざまです。
WEB授業とリモート授業との大きな違いは「双方向のコミュニケーションが可能か」ということに尽きると思います。リモート授業のメリットとして、講師から生徒へ、リアルタイムで質問を投げかけることができる、その逆で生徒から今まさにわからない部分を質問する、ということも可能です。WEB授業では自分が理解できない部分があっても、それをすぐに質問し、解決することはできません。WEBでの授業で理解できなかった部分は、結局、直接講師や先生に聞いて解決することになります。対してリモートでの授業は、リアルタイムで講師と生徒がつながっているため、質問や疑問はその場で解決することができます。
WEB授業とリモート授業との大きな違いは「双方向のコミュニケーションが可能か」ということに尽きると思います。リモート授業のメリットとして、講師から生徒へ、リアルタイムで質問を投げかけることができる、その逆で生徒から今まさにわからない部分を質問する、ということも可能です。WEB授業では自分が理解できない部分があっても、それをすぐに質問し、解決することはできません。WEBでの授業で理解できなかった部分は、結局、直接講師や先生に聞いて解決することになります。対してリモートでの授業は、リアルタイムで講師と生徒がつながっているため、質問や疑問はその場で解決することができます。
場所を選ばない
リモート授業のもう一つの大きなメリットは、どこの場所からでも授業に参加できるということです。現在はコロナウィルスの影響で、なかなか一か所に集まって授業ができにくかったり、移動の制限があったりと、今までのような授業ができないという状況が続いています。その中でリモート授業は注目されてきたわけで、どこにいても授業が受けられるという点は大きなメリットです。遠隔地や近隣に学習施設がなくても、ネット環境さえあれば、都心部の生徒と同じ質の授業を受けることができるわけです。また、場所を選ばず授業を受けられるということは、より質の高い授業を全国から探して受けることも可能なので、学習の質自体も向上することが期待できます。
リモート授業の弱点
それでは、逆にリモート授業の弱点とは何でしょうか。リモート授業を行うことのメリットは大きいですが、逆に対面授業が勝っていることはないのでしょうか。
行き届いた指導は可能?
リモート授業では、パソコンの画面を共有しながら授業を行ったり、カメラでお互いの顔を見ながら授業を行います。授業をしながら質問をしたり、理解できているのか言葉で確認することが可能です。しかし、優秀な講師であればあるほど、授業の内容に加えて生徒のリアクションを観察します。もちろん表情を見ながら理解できているかどうか判断したりもしますが、ノートを書いている手の動きだったり、問題に取り組むスピードや何を書いているのかまで細かく観察し、どこまで理解できているのかの判断材料にします。リモート授業では顔こそ映るものの、手の動きや細かい表情の変化までは読み取ることができません。生徒から質問があれば答えることができますが、そもそも何が解っていないのか、それがわからない生徒もいますし、授業を聞いて、「わかったつもり」になっている生徒もいます。そういった生徒については、対面授業であれば、表情や行動などから授業の理解度を読み取ることができますし、理解できていない部分をこちらが察することもできます。リモート授業では当然そこまでのケアはできませんし、生徒から質問がなければ理解していると考えるしかありません。対面授業で生徒と向き合うことでより高い質の授業ができると思っている講師も少なくないでしょう。そういう点ではリモート授業の質は一抹の不安が残ります。
デバイスと環境面での格差
上でも少し触れましたが、リモート授業を行うためには、それを行うことができるだけの環境がそろっていることが必要です。インターネットの接続環境、デバイスの環境なども生徒によって違います。良い教育を受けるにはお金がかかるとはよく言われますが、リモート授業を受けるために環境を整備することが必須になることで、経済的負担が増える可能性があります。
まとめ
リモート授業のメリットとデメリットをお伝えしてきましたが、今後リモート授業はどういった形をとっていくのでしょうか。コロナ禍が収束した後も変わらずリモート授業の需要はあるのでしょうか。
一対多数の授業ではとても有効
リモート授業の特徴としては、双方向のコミュニケーションが可能であり、リアルタイムでの講義ができることから、大学の講義など一対多数の授業では力を発揮するでしょう。学習塾では、主に集団での授業をメインとしている教室はリモート授業にするメリットは大きいでしょう。近隣の生徒だけでなく、全国から生徒を集めることが可能です。生徒にとっても、有名な講師の講義なども地方にいながら受講することができるのはとても魅力的です。
個別対応が必要な場合は対面授業が有効
リモート授業が可能なレベルは、私個人的には高校生以上ではないかと思っています。
なぜなら、リモート授業で質問をする場合、まず、自分が理解できていない部分を明確に自覚する必要があります。対面では生徒の態度や表情から講師が生徒の言いたいことを推察することができますが、リモートではそういった情報が極端に少ないため、自分で自分のわかっていない部分を把握する、そしてそれを講師に伝わるように質問をするという2つのハイレベルな作業が必要になってきます。一般的には中学生ぐらいまでは、なかなか自分の弱点を客観的に把握したり、自分の考えや意見を的確に伝えるスキルが十分ではないと感じます。ですから、対面で生徒の言葉足らずな部分を読み取ったり、また、どこがわからないのか一緒に考えたりすることが必要になってきます。そういった授業を行うのに適したスタイルは、やはり対面授業なのです。
これからさらにリモートでの授業が増えていくことは間違いないでしょう。ただ対面授業にも対面授業にしかないいいところがあります。
リモート授業と対面授業それぞれの良い部分を理解したうえで、どちらが相応しいのか考えて授業のスタイルを選択することが大事といえるでしょう。
高松市に教室を持つホープアカデミーでは、対面では子どもたちとコミュニケーションをとりながら、楽しく勉強を進めています。高校生や高専生については、リモートでの授業も行っております。
ご興味がございましたら、ホームページからお問い合わせください。
なぜなら、リモート授業で質問をする場合、まず、自分が理解できていない部分を明確に自覚する必要があります。対面では生徒の態度や表情から講師が生徒の言いたいことを推察することができますが、リモートではそういった情報が極端に少ないため、自分で自分のわかっていない部分を把握する、そしてそれを講師に伝わるように質問をするという2つのハイレベルな作業が必要になってきます。一般的には中学生ぐらいまでは、なかなか自分の弱点を客観的に把握したり、自分の考えや意見を的確に伝えるスキルが十分ではないと感じます。ですから、対面で生徒の言葉足らずな部分を読み取ったり、また、どこがわからないのか一緒に考えたりすることが必要になってきます。そういった授業を行うのに適したスタイルは、やはり対面授業なのです。
これからさらにリモートでの授業が増えていくことは間違いないでしょう。ただ対面授業にも対面授業にしかないいいところがあります。
リモート授業と対面授業それぞれの良い部分を理解したうえで、どちらが相応しいのか考えて授業のスタイルを選択することが大事といえるでしょう。
高松市に教室を持つホープアカデミーでは、対面では子どもたちとコミュニケーションをとりながら、楽しく勉強を進めています。高校生や高専生については、リモートでの授業も行っております。
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