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どこまで教える?(テスト前編)

こんにちは。

ホープアカデミーの藤原です。

中学生は今まさにテスト真っ最中です。

私も普段は生徒たちと一緒に考えながら進めたり、一つ一つ教えながら授業を進めていきますが、テスト前だけは少しアプローチを変えています。

まずどういったことを中心に取り組むのか、どの教科を重点的に取り組むのかなど、生徒と話し合って学習計画を立てます。

これについては、生徒の意見を聞きつつ、私が作成します。

そして取り組む問題を決めたら、・・・・・・しばらく放置する!!!(笑)

まず、自分の力でどのくらいできているのか見極めるためです。

普段の授業ではできていても、いざテスト前になると頭に残っていなくて全然できなかったり、逆に出来すぎて今渡している問題のレベルがあっていなかったり、そういったことがよくあります。

なので、まずはどのくらいできてどこがわからないのか、じっくり生徒を観察します。

わからないところがあれば、いつもの授業と同じように一緒に問題に取り組んでいくのですが、ここで忘れてはいけないのは、テスト前であるということ。

テスト期間中の最終目標は「テストで正答できる」ですよね。

ですので、ひとつひとつ、「本当にテストに同じ問題が出てきたらできるのか」というところを基準としながら、できなければ繰り返し、最初からできるようであれば省略して他のところを取り組んだり、そういった細かな調整をしながら進めていきます。

基本的には、テストでできなければ意味がないので、ある程度理解できたなと思ったら、演習を繰り返させます。

確実にできるまで徹底的にです。

そしてできるまで「放置」です。一緒に取り組んだプロセスを自分で確認しながら自分の力で解くのです。

何度も言いますが、ポイントは、「テストでできるのか」なのです。

隣で一緒に勉強していてできるのではダメなんです。

一人で、誰の助けも借りずにできて初めてテストでは正解となります。

できるようになったことを家に持ち帰ってもう一回取り組んだり、覚えてない、解き方を忘れてしまった時は、どうにかして思い出して取り組む、そういったスキルを身につけることも大事です。

そうやって試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの「テストへの取り組み方」を見つけていくのです。

結果を求めるより、プロセスを創ることのほうが100倍難しく、100倍有意義なことだとは思います。

でもプロセスばかり求めてテストの点数が壊滅的では元も子もありませんので、見守る大人の仕事としては、プロセスを大事にさせながらある程度の点数は取れるようにする、これにつきます。

どちらか片方だけではだめです。バランスが重要。

両方できればいいですが、中学生、高校生ではできなくて当たり前。

失敗しながらどんどんプロセスをブラッシュアップしていくのです。

最後は確実に結果が出るようになるはずです。

ですから、テスト前は根気よく「放置」して生徒の伸びを観察するのです。

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