こんにちは。
ホープアカデミーの藤原です。
しばらく更新をサボってしまい反省しております。
気をつけてちょくちょく更新していきたいと思います。
中学生の中間テストが終わりましたが、今回はある生徒ごとにある傾向が顕著に出たテストだったように感じます。
ある傾向とは・・・・
やってるか、やってないか
です。
当たり前のこと言うなと言われるかもしれません。
理科や社会については、ある程度反復して解くことが定期テストで得点する一番の方法だと思います。
中学校で使用しているワーク類を中心に解く
これはとても重要です。
ですが、今回はそのほかの国語、数学、英語についてアウトプットの重要性を感じました。
国語については、やはり記述問題への取り組みがそうだと思いますが、文章を読んで、登場人物の気持ちや作者の言いたいこと(主題)は理解しました。
なのに問題が解けない。
なぜか。
それは問題に沿う形で自分の考えていることが書けないからに他なりません。
例えば国語では、まず自分の言葉で表現できるかが問題を解くうえで重要になります。
どう書いたらいいのか、どういう順序で書くと読み手に伝わるのか、そういったアウトプットが特に不足しているのではないかなと感じました。
現代の子供は、様々な方向からたくさんの情報を得ることができます。
スマホひとつあれば自分の知りたい情報はほぼ見つけることができるし、入ってくる情報は私たちが子供の時よりはるかに多いです。
しかし、一方向からの情報で理解できるため、アウトプットすることがありません。
わかりやすくいうと、わからない問題があったとき、
昔の(私たちの子供のころ)生徒
わからないから先生に聞きにいく⇒先生に「~~がわからないから教えてください」⇒先生が教えてくれる⇒それでもわからない⇒どのあたりがわからないかもう一度伝え方を考え、先生にもう一度質問⇒解決
というようなステップで解決しますが、途中にアウトプットが入っています。
「伝え方を考えて先生にわからない部分がわかるように伝える」
という部分です。
今の生徒
わからないからググる⇒サイトや動画を見る⇒それでもわからない⇒他のサイトや動画を見る⇒解決
昔より問題解決までのステップは短くなっています。
一見勉強がはかどりそうですが、昔にはあった「アウトプットをする」過程がありません。
これをずっと続けていくと、アウトプットする機会がないため、自分でちょうどよい言葉を探したり、相手のことを考えながらわかるように伝えるというスキルが向上しませんよね。
特に語学(国語、英語)では、こういったアウトプットはとても重要です。
勉強しても国語ができない生徒は、やはりこのアウトプットする力が足りていないように感じます。
それでは、どうすればいいのか。
簡単です。アウトプットする機会を増やせばいいんです。
端的には、問題にたくさん取り組む、書く機会を増やしていくことですが、それも難しい時は、まず会話をすることから始めましょう。
自分の考えていること、気持ちを表現すること、できるだけ細かく相手に伝わるように意識して会話をします。
できるようになれば、あとはテストで同じことをテスト用紙に向かってするだけです。
ホープアカデミーでは、授業を進めながらの生徒とのコミュニケーションも重視して日々の学習を行っております。
講師と生徒の信頼関係の構築にもなりますし、生徒からいろいろ聞き出すことにより、アウトプットする力も養っていけたらと考えながら日々生徒と会話をしております。
人とあまりしゃべらなくても生きていける時代になったからこそ、しゃべったり、表現したりすることを大事にしていきたいですね。