こんにちは。
ホープアカデミーの藤原です。
先日おもしろい本を読みましたのでその話を少し。
まずは
「学習時間と成績は比例するのか」について
確かにそうだと思います。学習した時間は無駄にはなりませんし、必ず何かしらの力になっていると思いますが、ただし比例のグラフはどうでしょうか
学力は「勉強効率×学習量」と言われていますので、同じ学力まで到達するにしても、効率が良ければ早く到達しますし、悪ければ時間がかかります。
ただし、効率というのはある程度のラインで限界があります。
無限に効率化が図れるかといえばそうではありません。
そうなるとやはり勉強の時間も学力向上には重要なファクターです。
ただし、時間も無限ではありません。誰でも1日24時間しか持っていませんので、寝る間を惜しんで学習を進めてもせいぜい机に向かって勉強できるのは15~16時間といったところでしょうか。
中学生や高校生は部活動やそのほかの習い事があったり、青春を謳歌する時間も必要ですから、現実的にはもっと少ないと思います。
さて、ここからが本題です。
同じ時間だけ机に向かい、似たような効率で勉強を進めていても、個人で差が出るのはなぜでしょうか。
答えは「机に向かっているだけが勉強時間ではない」ということです。
例を挙げてみます。
習い事の送り迎えの道中で必ず目に入る看板があります。
どこかの会社の看板でしょうか、その看板には「HOPE LABORATORY」と書いてあります。
ある人は「どういう意味なんだろう。何の会社なのかな。調べてみよう」
またある人は「へえ、なんか難しそうな会社だなあ」
あなたはどちらの人ですか。
前者は自分で調べて「HOPE=希望」「LABOLATORY=研究所」という知識を得ます。それも机に向かわずです。
後者は・・・言わずもがなですね。
些細なことかもしれませんが、机に向かっていない時間でも、勉強できている人、机に向かっている時しか勉強できない人、これが目に見えない学習時間の差となるのです。
その根底にあるのは「好奇心」かもしれません。いろんなことに興味をもてるということが、自然に学習する機会を増やしているのです。
特に小学生や中学生はいろんなことに興味を持ちやすい年代です。
勉強に関係ないから排除するのではなく、いろんなことに興味をもって、いろんなことから吸収することは学習の面でもとっても大事なことではないでしょうか。
何か興味があることを発見したら、何であれ取り組んでみる、それがその瞬間を学習にできるかどうかなのではないでしょうか。