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伝える力

こんにちは。

ホープアカデミーの藤原です。

クリスマスですね。(今日はイヴですが)

クリスマスといえば、私にも甘い思い出が・・・・

思いつきません汗

クリスマスにちなんで「考えていることを伝える」ということについて、少し考えてみました。

ドラマなどでも愛の告白シーンは「好きです」とか、「愛しています」とか、ストレートなものが多いような気がしますが、それでなぜ相手や見ている人の心に響くのか、それは「理解される」からです。

わかりやすい、でもストレートな表現、誰でも理解できる表現だから、昔でも今でも、人の心をうつのでしょう。

伝えることで一番大事なのは「自分の考えていることが伝わるかどうか」です。

感情を表現することについては、個人の感覚にもよりますので、今回は書きません。

自分の意見や言いたいことを伝えるとき、どうすれば、自分の言いたいことをきちんと正確に伝えられるでしょうか。

まず考えてほしいのは

できるだけ「一言であらわす」ということです。

話の経緯や、いろいろ伝えなければいけない細かいこともあると思いますが、ざっくりと一言でいうと何といえば伝わるか、これをまず考えてほしいと思います。

要約して伝えるということですね。

文章や本を読んだり、講演会などで話を聞いたりした後、「結局どんな内容だったのか」と聞かれたとき、一言で答えることができますか?

例えば、夏目漱石の「こころ」という小説があります。

高校の教科書では必ず載っていますが、私は生徒によく、「どんな話?」と聞いてから授業をスタートします。

生徒の中には登場人物からストーリーまで細かく説明してくれる子もいますし、何が何だかわからない説明をしてくれる生徒もいます。

一言で説明するならば「主人公が親友を裏切って親友は自殺し、罪の意識に苛まれる」というストーリーでどうでしょうか。

このように一言で答えられるかどうか、文章の読解力はもちろんですが、内容の大事な部分を要約する力があるということです。

自分の発言したいこと(今回は小説の内容)を俯瞰し、全体の中から自分が大事だと思うことを抽出してくること、そしてそれを表現する語彙力を持っていることが条件です。

これを養うには、まず語彙力は必須です。語彙力をつけるために一番良い手段は本を読むことだと思います。

本を読みながら、熟語の使い方を学んだり、言葉のニュアンスを覚えていくのです。

そして出来事や内容を要約する力をつけるためには、「シンプルな会話」を心がけることを意識します。

一番簡単なことろからスタートするならば、今日の一日を振り返って「よかった」「まあまあだった」「最悪だった」など、一日の内容は置いといて、一言であらわす習慣をつける、そういったことから始めてもいいでしょう。

そうすることによって、一番大事なこと、表すべきことは何なのかが少しずつわかってきます。

シンプルにすればするほど、伝わりやすいです。

まずはシンプルに一番大きい部分を伝えてから、だんだんと細かい部分を伝えていくようにすれば、話の大枠を理解してもらっているだけ、相手も詳細が理解しやすくなります。

その結果、自分の伝えたいことが正確に伝わります。

なかなか自分の言いたいことが相手にうまく伝わらない人は、一度試してみてはどうでしょうか?

ポイントは「シンプルに」「わかりやすい言葉で」です。

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