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作文を書こう

夏休みの宿題で必ずといっていいほど出される作文。

何を書けばいいのかわからないし、どうやってかいたらいいのかもわからない。

私も学生時代は作文を書くのが苦手でした。

そういった方のために、作文を書く時のちょっとしたコツをお伝えします。

作文の書き方

作文の内容は大きくわけると
① 書き出し
② 内容
③ 結論
があります。(中学生以上の生徒には起承転結をおすすめしますが、今回はシンプルにいきます)

書き出し

書き出しは、作文の内容についてのきっかけです。自分が作文を通して伝えたいことは、どういったきっかけで感じたことなのか、なぜそれを考えることになったのか、ということを書く段落です。
何のために、どう書き始めるか、読み手をひきつけるために一番重要な段落となります。

内容

自分の言いたいことに説得力を持たせるための具体的な情報やエピソードなど、話を膨らませていく段落です。上手な作文になると、この内容の中で話を展開させたりして、読み手を引き付けます。大事なことは「具体的に」です。具体的な事例やエピソードを盛り込むことで、文章自体にボリュームが出ますし、わかりやすい文章になります。

結論

作文で自分が一番言いたいことを述べます。テーマに対して自分の意見や思っていること、大切にしていることなど、書き出しや例示の内容を交えて意見を書きます。意見はできるだけストレートに、なおかつシンプルに書くと良いでしょう。

上手な作文の書き方

一通りの書き方をお話してきましたが、上手に作文を書くにはどうしたらいいでしょうか。
作文を書く時のアプローチを少し変えるだけで、劇的に上手に作文を書くことができますよ。では具体的にどうやったらいいでしょうか。

結論から書く

下書きの段階では、まず自分の言いたいこと(結論)を先に書くようにしましょう。こうすることで、自分の言いたいことがはっきりとわかるため、どんな書き出しがよいのか、適切な例やエピソードは何なのか、考えやすくなります。結論を後回しにして書き始めると、どうしても最後にいいたいことまでの文章の内容がすこしずれてしまったり、エピソードが選びにくかったりします。
必ず結論(自分の言いたいこと)を決めてから書き始めるようにしましょう。

形容詞をなるべく使わずに

ここでいう形容詞とは、「うれしかった」「楽しかった」など感情をあらわす言葉を指します。こういった言葉を入れてしまうと、文章を作るのは簡単になりますが、厚みがなく、薄っぺらい文章になってしまいます。
「うれしかった」ことであっても、どのぐらい嬉しかったのか、例えや状況を細かく書いていくことで、「うれしかった」と書かずにうれしかった気持ちを表現すると、読み手に伝わる良い文章が書けます。おまけに文章量も増えて一石二鳥ですね。
例えば、褒められてうれしかった→褒めてもらったとき、思わず顔がほころびました。
など少し表現を変えるだけでも印象が変わってきますよ。

エピソードは書く順序を考えて

エピソードについては、「内容」書く段落にいくつかのエピソードを盛り込むといいでしょう。盛り込む際には、ただ並べて書くだけではなく、エピソード同士に関連を持たせながら書いていきましょう。
例えば、「町でトンボを見かけて昔おばあちゃんの家にいったときのことを思い出した」→「おばあちゃんとトンボを追いかけた思い出」などというふうに、少し感情の入るエピソードも入れながら、エピソード同士をつなげていってみましょう。
共感をされる文章が書けますよ。

まとめ

作文は嫌いだという生徒が多いですが、作文を書くということは、自分の思っていることや感じたことを正確に表現するという大事なスキルを養うのに大事なものです。
もちろん語彙力、文章の書き方など基本的な技術は必要ですが、相手をどうやって納得させるか、そのためにどう伝えればいいのか、人とコミュニケーションをとる上でも重要なスキルですね。
そういった力を養っていくために、まずは書き方を守りながらどんどん積極的に作文にも取り組んでいきましょう。



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