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勉強をすることとは

夏休みに入って、遊びたい子どもに対し、親からは「勉強しなさい」と言うことも多いのではないでしょうか。

勉強は大事だと誰しもが言いますが、なぜ勉強するのか?どうして勉強が必要なのか、きちんと答えてあげられる大人はどれくらいいるでしょうか。

私も生徒によく聞かれる質問ではあります。この機会に勉強がなぜ必要なのか考えてみましょう。

勉強で得られるもの

勉強することで得られるものは何でしょうか。中学校の数学や理科などの授業中に「こんなのいつ使うの?」と聞かれることがありますが、はっきり言って日常生活で使うことはほぼありません。
では勉強することで何を得ることができるのでしょうか。

「知識」を得る

勉強をすることで得られるものは、まず「知識」です。国語でいえば語彙力であったり、英単語の知識、理科であれば自然や化学の知識です。
「知識」というのは財産です。例え使わなくても財産はもっておいて損はありません。なぜならいつ使うことになるかわからないからです。
一般人が一生で消費するお金は約3億円といわれていますが、好きなだけお金をあげますと言われて、3億円と答える人はほぼいないでしょう。
何かあったときもっと必要になるかも、そういう考えが働くからです。
財産はいくらあっても邪魔にはならないものだから、お金に限らず、知識も財産としてたくさんプールしておくべきものなのです。
知識を得る=財産を得るということです。

「考え方」を得る

先ほどの例でいいますと、数学の方程式や関数、高校では微分や積分など、一般の人は社会に出てほとんど使うことはありません。(専門職の人は別ですが)
ではなぜ学校で勉強するのでしょうか。
理数系の科目は特にですが、「考え方」を学んでいるのです。
社会での現象や事象には必ず原因があります。
原因を理解しなければ同じことの繰り返しになってしまします。
原因にたどり着くためには順序立てた考え方や論理的思考が必要になってきます。
万人が納得できる理論の構築の方法を学習によって培っているのです。

勉強することで何が変わる?

勉強すること、知識を得たり、考え方を学んだりして日常生活に生かせることは、ズバリ「ものの見方が変わる」です。
知識を得るということは、ひとつの事柄を深く理解することができるということです。
また、考える力を得るということは、物事をいろんな角度から見ることができるということです。
ある出来事に遭遇したときに、それを十分に理解できるか理解できないか、さらにはひとつの考え方しかできないか、たくさんの考えを持つことができるか、どちらが有利な方法に進めるかは一目瞭然ですね。
「知識」「思考力」を持った人の一番の強みは、「選択できる」ということです。
たくさん選択肢をつくることができる、その中から最善の選択をすることができる人が最後は成功します。当たり前のことです。
そのためにこれらの力を養うための勉強が必要なのですね。

まとめ

ひとことでいうと、勉強をすることは「人生を豊かにすること」です。
仕事や学業で成功することもそのひとつですし、好きなことをして生きていくこともそうだと思います。
その準備として、勉強をして知識や考える力を得ておくことが非常に重要です。
学生にはお金を稼いで財産を築くことはできませんが、知識をいう財産を得るには最高の期間です。
勉強をすることは財産を増やし、人生を豊かにしてくれる、学生の時はそこまで考えたことはありませんが、なぜ勉強するか思い悩んだときは、ひとつの意見として捉えていただければと思います。
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