こんにちは。
ホープアカデミーの藤原です。
日々子供たちに勉強やサッカーを教えている私ですが、一番の楽しみは「子どもの成長を感じること」です。
子どものすごいところは、退化しないことだと思います。
私たち大人は老化によりだんだんとできていたことができなくなったり、覚えていたことを忘れていったりします。
それに抗うために、日々研鑽を怠らないわけですが、子どもたちにはそれはありません。
「成長する」一択です。
個人差はありますし、短期的には前取り組んだことを忘れてしまったりすることはあります。
ですが、そういった経験も確実に子供たちの中には積み重なっていっています。
保護者からはよく「学校の成績が上がらない」「習い事がなかなか上達しない」とか、「毎日同じことを注意して成長が見られない」など多くの声をいただきます。
私個人の見解としては、どういった行動や学習をしていたとしても(たとえ効率が悪かったとしても)プラスになっていないなんてことはありえないのです。
子どもたちは毎日少しずつ違った経験をしながら新しいことを学び、成長しています。
「目に見えるかどうか」というのは実に難しいところで、ぱっと見てわかるぐらい伸びるときもあれば、僅かに成長したかなぐらいのときもあります。
大事なことは「成長している部分を見逃さないこと」だと思っています。
子どもに対して、上で挙げたような不満をお持ちの保護者の方は、もう一度、じっくりとわが子を観察してみてください。
子供たちは日々何か変わっていっています。
良い方向に変わっているかもしれませんし、親から見たら、何で?と思うような方向へ変わっていっているかもしれません。
ただ、それも含めて「成長」です。
もちろん適切なサポートは必要ですし、刺激を与えてあげられる環境が良ければそれだけ成長は著しく現れる可能性は大きいです。
しかし、絶対に心にとめておいてほしいことは、「個人差がある」ということです。
少しずつ着実に成長していく子もいれば、ある日突然できるようになる子もいます。
人それぞれですから、焦らずできるようになったことに目を向けてあげてみてください。
そうすれば、一層子どものことを見るのが楽しくなります。
どうしても心配ならば、周りのサポート体制を見直してみるのもいいかもしれません。
最後にサッカー元日本代表監督のイビチャ・オシム監督の言葉の中で私が好きな言葉をご紹介します。
「大事なのは今日の結果ではなく、明日どんなプレーをするか楽しみにすること」
勉強に限らず、勝負事の世界でも、結果にとらわれることは多いですが、なんのために勉強しているのか、どんな人間になるのか、そういったビジョンを持ちながら毎日を過ごしていってほしいものです。
そしてサポートする大人は子ども以上に先のビジョンを持って日々子供たちと接するべきなのではないかなと思います。