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学習に適した時間帯と勉強法

夏休みも後半に差し掛かってきました。勉強の進み具合はどうでしょうか。

思ったようにはかどらない、学習したことが覚えられていない、などなかなか計画的に学習を進めることができていな場合、勉強する時間、学習の内容を見直してみましょう。

朝の時間帯の勉強

よく朝に勉強するとよいと言われますが、それは間違いありません。
なぜなら、一日のうちで一番脳が元気な時間だからです。
ただ、起きてすぐの時間は脳がまだ覚醒していないため、まずは脳をきっちりと起こしてから学習をスタートすることが大事です。

朝は脳が一番働く時間

朝は一番脳が元気な時間です。思考力やひらめきなど、頭が働きやすい時間に重点的に取り組むと成果が上がりやすいです。朝は勉強のゴールデンタイムと呼ばれるように、非常に貴重な時間です。できるだけ効率的に学習が進められるよう、計画を立てて臨みましょう。

一日をスタートする準備をしっかりと

効率的な学習に欠かせないのはウォーミングアップです。つまり脳をきちんと起こすことですが、朝食を必ずとる、軽い運動をする、日光を浴びるなど、脳を覚醒させることは学習の前に必ずやりましょう。
子どものころ夏休みには毎朝ラジオ体操をしていましたが、学習に向かう際にも有効な朝のルーティンであるといえます。

朝に勉強するべき科目

朝は思考力やひらめき、判断力などを必要とする理系科目に取り組むのがいいでしょう。
脳が一番働いている状態ですので、細かい計算や図形などのイメージもしやすくなります。
応用問題や発展問題などに取り組むのもいいでしょう。

昼の時間帯の勉強

昼の時間帯は昼食を食べると血糖値があがり、眠くなります。
眠いということは、身体が疲れているということでもありますので、無理して勉強するのではなく、眠い時は仮眠をとりましょう。仮眠の時間は10分から15分くらいで横になるのではなく、机に座ったまま軽く眠る程度で十分です。

学習を計画的に進める時間

仮眠をとった後は、脳がリフレッシュされているので、学習がはかどりやすくなります。ただ、夕方にかけて少し気が緩みやすい時間帯でもあります。
集中力が途切れたりしてしまいがちなので、きちんと計画を立てて学習を進められるようにしましょう。

適度に休息をとる

脳がリフレッシュされているからといって、完全に朝の状態にリセットされているわけではありません。だんだん脳も疲れてきています。そのあたりも気にしながら休憩時間と勉強する時間の配分を考えながら、集中できる状態で学習を進められるようにしましょう。

昼に勉強するべき科目

昼に勉強するべき科目は、国語、英語などの長文読解問題、また社会などに取り組むのが良いでしょう。集中力が高く保てるなら応用問題などへもチャレンジしましょう。

夜の時間帯の勉強

夜の時間帯の勉強といっても、夜遅い時間まで学習を勧めているわけではありません。
夜はさすがに脳も疲れてきています。毎日の学習を続けていくうえで大事なことは、疲れを残さないことです。身体と相談しながら、時には学習を早く切り上げて休むことも必要です。

頭をフルに使わない勉強を進める時間

夜の時間は、朝からフル回転してきた頭がかなり疲れている時間帯です。
ですので、無理して考えることはせず、比較的惰性で学習が進められる科目を中心に取り組んでいきましょう。漢字や英単語、重要語句など、暗記をするには最適の時間です。
また、記憶の定着は睡眠時に行われるため、寝る前に暗記をすると、記憶に定着しやすいと言われています。

夜更かしをせず、短時間で集中して

上でも述べましたが、一番のNG行動は疲れを残すことです。
受験勉強は長丁場です。少しずつの疲労の蓄積でも何か月も続けばかなりの疲れになります。夜は長いからといって夜更かしをする必要はありません。
時間を決めて、短時間で集中して学習を終わらせられるようにしましょう。
そしてできるだけ早寝早起きを心がけましょう。

夜に勉強するべき科目

夜に勉強したほうがいい科目は、国語の漢字、英単語、そして理科社会の重要語句など、暗記ものが中心の学習でいいと思います。
暗記をするときには、五感の二つ以上を同時に使いながら行うと記憶の定着が早いです。
英単語、漢字は読みながら書くのがおすすめです。

まとめ

世界の誰にとっても一日の時間は24時間、有限です。どれだけ勉強の時間を確保できたとしても限界があります。
それではどうやって他の受験生と差をつけるか、それは「質」しかないです。
他の受験生が10回単語を書いて覚えることを8回で覚える、3時間かけて学習する内容と同じレベルの理解を2時間でやるなど、質を上げていくことで他の受験生と差がついてきます。
質を上げるためには、常に「もっといい方法を模索しながら学習をすすめること」です。
漫然と学習をすすめるのではなく、短い時間で高い効果をあげるための方法を常に考えながら学習に取り組みましょう。

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