こんにちは。
ホープアカデミーの藤原です。
北京オリンピックが始まって日本選手もがんばってますね。
いろんな種目を見ながら、今のこの舞台に立つためにどれだけの努力や苦労を重ねてきたんだろうなどど勝手に考えてウルっとしたりしています。
私の塾ではほとんどの生徒が部活やクラブなど、スポーツをしながら勉強に励んでいます。
中には地方大会に出場したり、全国大会で結果を出している生徒なんかもいます。
当たり前のことですが、スポーツができるから勉強がおろそかになっている、おろそかにしていい理由にはなりません。
スポーツに一生懸命取り組んでいる生徒のほうが勉強に対しても真面目に取り組んでたりします。
勉強とスポーツは一見畑違いの全く異なるフィールドに見えますが、取り組むべきことは同じなのかなと感じたりしております。
私も塾の授業のかたわらサッカーの指導にも関わっておりますので、勉強とスポーツに通ずる部分を少しお話したいと思います。
まずは、勉強もスポーツも反復が必要であるということ。
単純な基礎練習の繰り返しは面白くはないかもしれませんが、上達するためには必ず必要な練習ですよね。
勉強についても、計算問題を繰り返したり、何回も同じ問題を繰り返し取り組んだり、一見退屈な取り組みも多いですが、必ず必要なことです。
授業ではもちろん新しいことを学習したり、一緒に進めたりするのですが、それだけで実力がつくかといえばまったくそうではありません。
まず理解してから、自分の力で正確に、早く解けるようにすることも学習することと同じくらい大事だと思っています。
わかっていてもできないのは、できていないことと同じです。
いつでもどんな状態でもきちんとできるようになることはスポーツも勉強も同じだと思います。
もう一つは「考え方」です。
中学生の数学の授業などをしているとよく生徒から「こんな計算使うことあるんですか?」と聞かれます。
はっきりと言いますが、ほぼ使いません。
高校数学など、専門的な分野に進む人でないと、今後の人生で使うことはまずないでしょう。
それでもなぜ学ぶのか。
それは数学自体を学んでいるのではなく「考えるプロセス」を学んでいるからです。
例えば、数字が並んでるとします。
ただ並んでいるように見えても法則性があるかもしれません。数字の羅列を分析し、その法則性を見つけ出すこと、法則を一般化して次に出てくる数字を予測するなど、順序を追って数学の問題は進んでいきます。
この一般化するというのはすごく重要で、スポーツでも屋外競技であればその日によって天候や気温などコンディションが変わってきます。
気候は1日として全く同じ日はありませんから、以前の同じような経験を思い出しながら、コンディションを調整しますよね。
対人競技であれば、以前対戦したことがある相手であれば、当然対策は立てますよね。
相手選手のことを分析すること、どうやって対策を立てればいいか考えること、当然のように行ってきていると思います。
学校の勉強を通してそういった考える力を養い、その精度を上げていくのです。
そのような頭の使い方や考え方の構築は、スポーツや勉強に限らず、様々な場面で生きてくるのではないかも思います。
私としては、勉強も頑張ってほしいし、同じくらいスポーツにも励んでほしい。
スポーツをすることでしか得られない経験や感情もたくさんあります。
そういった経験は唯一無二です。
勉強と同時に行いながら、スポーツにも生かせるスキルを身につけていけばいいのかなと思っています。
オリンピックからかなり話が逸れましたが、日本人選手の活躍に期待しています。
ニッポン!チャチャチャ!ニッポン!チャチャチャ!