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映像授業のメリット・デメリット

インターネットがなければ生きていけない今の時代、勉強においても、youtubeやその他映像を使って勉強をする人は多いのではないでしょうか。

また学習塾や予備校でも人気講師の映像授業などを講義の代わりにしているところもあり、今後はもっと増えていくのではないかと思います。

ただ、映像での授業もいいところばかりではありません。 今日は映像を使った授業のメリットとデメリットをお話します

映像授業とは

映像授業とは、すでに録画された映像を見て学習を進めていくという方法です。 ライブ授業は映像を通して現在講師が行っている授業を受けるという方法です。 いずれの授業のタイプでも、スマホ、タブレット、パソコンを通して好きな場所で映像を見ることができます。

映像授業のメリット

映像授業を受けるメリットは大きく3つあります。
① いつでも授業が受けられる
まず一番大きいメリットは、時間と場所を選ばずに授業が受けられることです。
ライブ配信授業は別ですが、基本的にネット環境があれば、いつでもどこでも授業を受けることができます。時間をかけて塾や予備校まで通わなくても良いので時間も有効に使うことができます。
② 勉強が不足している部分のみ授業を受けられる
自分の学習が足りない部分のみ授業を受けることができます。どの生徒にも得意科目や得意分野、同様に不得意な科目や分野があります。
一斉に授業を受けている場合、十分に理解ができていて学習が必要ではない部分を再度学習するよりは、理解が不十分な箇所を重点的に取り組むほうが効率的です。
③ コストがかからない
集団授業や個別授業は授業にそれぞれ講師がつきます。集団授業であればだいたい20名に講師が1人、個別であれば2~3名に1人で授業を行います。
当然人件費や教室の家賃、運営コストなどがかかりますので、学習にかかる費用は多めです。その点、映像授業であれば1回の授業を何回も配信できますので、人件費も安くなり、また場所やスペースも少なく済むので費用も安くすみます。

映像授業のデメリット

映像授業にはメリットも多いですが、デメリットももちろんあります。
① わからない部分が明確になりにくい
映像授業はとても分かりやすいものが多いですが、インプットが大部分ですので、授業を聞いてわかった気になり、実際は学力として定着しないこともしばしばです。
自分で授業のどこが理解できていないのかがわかりにくく、復習をしたりするときに効率的な学習をするのが難しいです。
② 質問ができない
わからない部分や理解ができていない部分があったとき、質問をしにくいというのもデメリットです。塾の中にはそういった部分をフォローしてくれる講師を用意している塾もありますが、上で述べたように、どこがわからないかが明確にならないだけ、質問もしにくいですし、講師もどのあたりが理解できていないのか気がつくことが難しいです。
よってピンポイントで分からないところを学習するという点では、自分できちんと学力や自分の学習状況を理解していないと難しいと思います。
③ 学力以外の力はつかない
学習の場では、もちろん勉強をして学力をつけることが一番の目的ですが、友達と競って切磋琢磨したり、周りの生徒や先生とうまくコミュニケーションをとりながら自分の学習しやすい環境を作ったり、そういったことも生徒たちは無意識に行っています。
映像授業では他の生徒に対してコミュニケーションをとったりしなくても学習は進みますが、学力以外のこういった集団で必要なスキルはつきにくいです。また、周りに競う友達がいない場合では、モチベーションの維持が難しいというデメリットもあります。

まとめ

今はネット環境さえあればどこでも勉強ができます。田舎に住んでいても、大手の人気塾講師の授業を受けることができます。
しかし、全面的にそれが一番効率的で学力の向上に最適なのかといえばそうともいいきれません。
学習には勉強の質のほかに、必要な環境や要素がたくさんあります。
自分に一番適した環境を選ぶことが一番よいのです。
どういった環境が自分にとって一番学習がしやすいのか、じっくりと考えて学習するスタイルは選ぶべきだと思います。
映像授業にはメリットも多いですが、デメリットもあることを頭に入れていい部分は積極的に取り入れながら学習を進めていきたいですね。
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