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模試への取り組み方と受験頻度

中学校、高校、大学を受験するときに、塾や予備校などでは定期的に模試を実施していますね。「模試」とは模擬試験のことで、本番の試験の形式や問題の傾向に沿った出題がされます。模試の種類によっては毎月あったりもしますが、いったいどのくらいの頻度で受けるのがベストなのでしょうか。

模試の種類について

中学校受験に向けた模試では、四谷大塚、サピックス、日能研などが有名です。高校の受験については、各都道府県で入試の形式が違いますので、その都道府県に合った模試があります。香川県では「香川県統一模擬試験」がスタンダードです。大学受験に向けた模試は、河合塾の全統模試や駿台模試、ベネッセの模試、また、東大模試や早大模試など、ひとつの大学に特化した模試などもあります。

小学校(中学受験)

私立の中学校、中高一貫校などについては、それぞれの試験の特徴にあった学習が必要です。どのくらいの知識が必要か、知識偏重型なのか、思考力重視なのか、問題傾向を分析して学習を進めましょう。模試については、5年生ぐらいから受けることをお勧めします。6年生では夏休み、冬休みなどに加え、直前で1回程度でいいでしょう。

中学校(高校受験)

今回は特に公立高校の入試についてお話します。香川県では「学習の診断」という高校入試のスタイルを取り入れた実力テストがあります。中1で1回、中2で1回、中3で7回、計9回実施されます。このテストの結果を基に学校では進路指導などを行っていきます。模試についても、入試の形式に準拠して作られていますので、必然的に診断テストと傾向が似ています。得点も診断テストと同じぐらいの得点をとる生徒が多いです。模試と診断テストの大きな違いは、県内の中学3年生の中での自分のポジションがわかることです。その年によって、学習のレベルや習熟度の違いがあり、そういったことに入試の結果は左右されます。お兄ちゃんの時と同じ点数を取っていても順位は悪かったり、偏差値が低かったりなど年度により差があります。ですので模試を使って自分の現在地を知る必要がありますが、頻度はそれほど多くなくてかまいません。中1で1回、中2で1回、中3で3回程度受験すれば十分でしょう。テストの頻度を増やせば増やすほどテストのための勉強が必要になります。受験のための勉強を進めるために、模試やテストの回数はしっかりと計画して受験するようにしましょう

高校(大学受験)

大学入試については志望する大学が公立、私立により模試の受け方が変わってきます。公立志望であれば、マーク模試と記述模試を受験しなければいけません。また受験教科も国語、数学、理科、社会、英語と科目が多いのも特徴です。対して私立志望であれば、文系ならば基本的に国語、英語、社会の3教科と科目を絞って勉強することができます。早めに志望校を絞り込んでおくと学習の効率が上がります。模試ですが、次第でもマーク式を採用している大学は多いです。もちろん記述がある大学や学部もありますが、有名大学の多くはマーク式を採用しています。よってマーク模試を中心に志望校の入試の内容に合わせて学習を進めていくことが必要です。
模試の頻度ですが、高3では1年間でマーク、記述あわせて8回~10回の模試を受けます。全統模試や駿台模試、早大模試などに加え、論文模試などもあります。月に1回~2回計画的にマーク模試、記述模試を組み合わせていきましょう。普通科であれば、学校である程度の模試は実施してくれますので、足りない部分は自分で申し込みをし、受けるようにしましょう。

まとめ

模試の必要な回数や内容について書いてきましたが、大事なのは、「何のために模試を受けるのか」ということです。模試を受けると、志望校の合格判定や、単元ごとの習熟度もア確認できます。また、試験の雰囲気やたくさんの人が集まってする緊張感なども味わうことができ、本番の予行にもなると思います。しかし、あくまで目的は志望校に受かることだということを忘れずに、なんの目的でこの模試を受けるのか?を明確にしながら受験の計画を立てていきましょう。



ホープアカデミーでは、中学生対象の「香川県統一模擬試験」をじっししております。また進路のご相談や志望校の選択のご相談なども承っております。お気軽にご相談ください。
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