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漢字の学習の重要性

小学校から高校まで、学生は必ず漢字を学習します。漢字の知識は学力を向上させるうえで避けて通れないスキルです。ただ漢字を知っている、書けるだけでなく、使える知識として力にするにはどういったことを意識して学習をすればいいのでしょうか。

なぜ漢字の学習が重要なのか

漢字は日本の教育課程におけるベースとなるものです。
正確に言うとひらがなやカタカナを含めた日本語ということになりますが、ひらがなで書くより、漢字で書くほうがより文章自体の意味を伝えやすいという特徴があります。
漢字を正しく知っておけばどのような点で有利なのでしょうか。

熟語の意味がわかるようになる

漢字を覚えるということは、まず読むこと、書くことができるということです。それに加えて漢字にはひとつひとつに意味があります。意味を理解することで熟語自体の意味も想像がつくようになってきます。例え見たことのない熟語であっても、漢字の意味を知っていれば漢字自体の意味から熟語の意味を想像することができます。また、共通テスト等の漢字の問題では、前後の文脈より熟語の意味を想像して漢字を当てはめていくような出題のされ方が主となっています。文章を読んだりする際も、漢字や熟語の意味を理解していれば、多少難しい熟語が出てきたとしても、おおよその意味はつかむことができます。

「読解力」の向上には漢字が重要

どの教科を学習するにしても、教科書や参考書の文章は必ず日本語で書かれています。もちろん漢字も使われています。漢字の意味が解らなければ教科書に書いてあることの意味がよくわからないことになります。歴史の教科書の文章に「5代将軍徳川綱吉は学問を奨励し、朱子学を重視して身分制の維持を目指した」という文章があったとします。
奨励・・・ある事柄を、よいこととして、それをするように人に強く勧めること。
重視・・・重要なものとして注目すること。
維持・・・物事の状態をそのまま保ちつづけること。
こういった熟語の意味がわからないと、いったい綱吉は学問をどうしたのか、朱子学がどういう位置づけだったのか理解することができません。これでは社会のテストができるはずもありません。
読んで理解することの前提には漢字の力が必須であるということです。

まとめ

読解力の基礎となる漢字の重要性についてお話をしましたが、漢字の学習については、毎日の反復がとても重要です。
書くことと同様に読むことも必須であり、また文章を読みながら意味を考えていくような読書の仕方だったり、新聞を読むことだったり、トレーニングをすることで十分に培うことができます。ただ、何回も言いますが一朝一夕には身につくスキルではありません。小学校の時から学習する漢字を地道にひとつずつ覚えていくしかありません。
積み重ねが大事ですが、その積み重ねは国語だけに限らず、他の教科でも生かされることは間違いありません。


高松市にありますホープアカデミーでは、漢字の学習の際は音読みと訓読みを意識して学習をさせております。音読みは熟語を読む際に、訓読みは漢字自体の意味を捉える際に重要な読みであるからです。どちらか一方を覚えるのではなく、必ず両方学習していくよう心がけています。いつも意識して学習することで習慣となり力になると考え毎日の学習にあたっています。
ご興味がございましたら、ホームページよりお問い合わせください。

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