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英語でつまづいてる人へ

こんにちは。

ホープアカデミーの藤原です。

2学期になり、中間テストも終わった学校も多いでしょう。

特に中1生は中学校から本格的に英語を学習し始め、苦戦している生徒も多いです。

私の塾でも英語に苦戦している生徒は多いですが、きちんと理解して学習を進められている生徒もいます。

英語をすんなり理解できる人とできない人、何が違うのでしょうか。

私なりに考えてみました。

英文を理解するためには

英文を理解するためには、まず文法的な基本的事項を理解しなければなりません。
国語でも語順があって、語順を間違えると変な文章になりますよね。
そういったところを注意して学習すればいいのでしょうか。
今日は文法に特化して考えてみましょう。

まず国文法を理解する

英語の文法が理解できない人は、国語(日本語)の文法が理解できていないことが多いです。

小学校の国語では、あまり国文法を重点的に学習することはありません。

詳しく学習するのは中学生になってからです。

しかし、それでは遅いのです。なぜなら、英語を理解するためには日本語と英語の根本的な違いを理解しないといけないからです。

母国語もよくわかっていないのに外国語など学習できるはずもありません。

とはいっても、中学校で学習するぐらいですからきっちり学習をしようとすると内容はけっこうハードです。

ですので、主語、述語、修飾語をきちんと理解することと、動詞、形容詞など基本的な品詞を簡単に分類できるぐらいには知識をつけておく必要があります。

中学校の英語の教科書では、当たり前のように動詞や形容詞、副詞などの単語が出てきます。

日本語の意味がわからないため、当然英語もチンプンカンプンですね。

英語を学習する前のベースとして、必ず国文法を学習しておきましょう。

日本語の文と英文の違いを理解する

国文法がある程度頭に入ったら、いよいよ英文とにらめっこです。

ここでまず理解して欲しいのは日本語と英語で「語順が違うこと」です。

例えば
「彼は1980年に東京にそのビルを建てた」という文があります。

日本語の語順では
誰が(主語)(名詞)、いつ(時)、どこで(場所)、何を(目的語)、どうした(動詞)(述語)

という順番です。

次に英文にしてみます。


「He built the building in Tokyo in1980.」


となります。

英語の語順では

誰が(主語)、どうした(動詞)、何を(目的語)、どこで(場所)、いつ(時)

というようになります。

日本語と英語では並べる順番が違いますよね。

まずはこれを理解しないと英文は書けません。単語を調べてつなげれば和訳は可能かもしれませんが、ゼロから英文をつくるのはこれを知っていないとほぼ不可能ですね。
その他、疑問文などルールは他にもありますが、基本的に日本語とは語順が違うことを理解しなければなりません。

英語にしかない表現(日本語にはない)を理解する

次に日本語にはない表現があります。

そのもっとも大きなものはズバリ「冠詞」です。日本語以外の言語では冠詞がつく言語は多いです。日本人にはなじみがあまりないので、迷いますよね。
いわゆる「a、an」や「the」です。
どういったときにこれがつくのか、使い分け方など、十分に理解しておく必要があります。

中学生の英語のテストでの間違いでいちばん多いのではないでしょうか。

つけ忘れが目立ちますが、aとanを間違えたり、つけなければいけない場面でつけていなかったり、日本語にはない概念なので難しいでしょうが、それだけに十分に学習をしてどこでつけるのか、理解しておく必要があります。

その他にも、慣用表現や、無生物構文など、英語独特の表現方法があります。
こういった部分も理解できれば、英語に対する理解はより深まるでしょう。

まとめ

英語が苦手だという生徒のほとんどは、国語も苦手です。逆に国語がきちんと理解できる人は、同じ語学ですから英語の理解も早いです。
まずは小学生の間にきちんと国語の力をつけておくこと、ある程度の文法知識を蓄えておけば、英語学習にスムーズに入ることができるでしょう。


中学校からの英語学習が不安な生徒は、英語に取り組む前に国語の文法をきちんと見直しておきましょう。
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