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逆算する力

こんにちは。

塾長の藤原です。

中間テストも初日が終わり、「できた」「できなかった」と一喜一憂があり、少し微笑ましくもあります。

その中で、一人の生徒が「夜遅くまで勉強したけど、漢字が覚えきれず、テストで書けなかった」と言っていました。

テストまでにに覚えられなかったということは、単純に準備ができていなかったということです。

よく生徒から「英単語が覚えられない」という声を聞きますが、覚えられないからテストはできない、では困りますよね。

テストの日にちはあらかじめ決まっていますので、逆算してそれまでに覚えられるようにしなければいけません。

もちろん、覚えるスピードには個人差がありますので、5回書けば覚えられる人、50回書いてやっと覚えられる人様々です。

大事なことは、まず自分の特性を知ること、かなと思います。

漢字ならどういうアプローチをすればどのくらいの期間で覚えることができるのか、どうやって覚えることが自分には向いた学習法なのか、まずはそれを探りながら学習に取り組むことです。

それがわかれば、次はそれをどうやって期日までに実行するのか、これが「逆算力」ですね。

例えば、プロスポーツのアスリートは、試合の日までにベストパフォーマンスを出せる状態にしておかなければなりません。その状態にいつからどういった準備を進めていけば、当日に一番の状態になるのか常に計算しながら毎日のトレーニングを行っています。

社会人であっても、仕事のプレゼンなど、期日が決まっており、そこまでに仕上げなければいけないことは多々あると思います。

要は「間に合うかどうか」ではなく「間に合うようにする」ことが大事なのです。

そのためには

①自分の状態を知ること

②間に合わせるために計画を立て、今何をするべきか判断する」

ことなのです。

ホープアカデミーでは、中学生には特に、一緒にこういったことを考えながら学習に取り組んでいっています。

うまくいったときもうまくいかなかったときも、取り組みはどうだったのか、どういう取り組みをどれだけやってどういう結果が出たのか、かならず一緒に話をするようにしています。

うまくいったことはもちろん続ければいいですし、うまくいかなければ、次はどうしたほうがいいのか、こんなことも考えながら学習に取り組んでいます。

教科書を開いて問題に取り組むことも勉強ですが、こういった考え方を育てていくのも大事な学習だと思っています。

実際にこういった学習を経て高校に入ると、学習の内容や進め方も自分で考えて取り組むようになってきます。

私はそういった生徒の進め方を観察しながらアドバイスを行ったり、一緒に問題に取り組んだりしながら、高校の学習をすすめていきます。

こういった生徒は、高校になっても順調に学力が伸びる傾向があります。

学習を振り返る習慣をつけて、逆算力を鍛えておくことをおすすめします。

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