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高松北中学校の入試について

今回は香川県の公立の中高一貫校である県立高松北中学校の受験や試験問題についてや、どういった対策が必要なのかについてお知らせしたいと思います。

試験の内容

入学試験は適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ、面接となっています。すべての総合評価により合否が決まりますが、入試倍率については、年度によりかなりばらつきがあります。きちんと傾向を把握し、しっかりと対策をしておくことが合格への近道です。

作文

北中の試験として、適性検査Ⅰでは作文が出題されます。一問は文章を読んで内容を要約する問題、もう一問は文章の内容をもとに自分の意見とその理由を書く問題です。出題文は文学的な内容であったり、社会的な問題であったりと様々なようですので、幅広い知識と理解が必要です。

教科横断的な総合問題

総合問題は適性検査Ⅱで出題されます。算数、理科、社会と大まかな内容は小学校で学習した内容です。しかし、問題提起の部分が日常的な会話文の中から提示されたり、図や表を見ながら問題を解くのに必要な部分を探したりと、一般的な小学校のテストとは出題の仕方が大きく変わります。また、自分の考えを書くような、答えが複数ある問題の出題も特徴的です。

面接

面接では、小学校での生活や家庭のこと、将来のことなど様々な質問を2~3個ほど質問されます。質問の内容に的確に答えたり、志望の理由を自分の言葉できちんと伝えられたりする力が必要です。

どうやって対策するの

上記のように、高松北中学に入学するための試験では、学校で取り組んでいるテストや学習の内容より少し発展した内容が出題されます。なので、きちんと対策をしておかなければ当然合格への道は険しいでしょう。それでは具体的にどのように取り組んでいけばいいでしょうか。

作文

作文については、まず「書くことに慣れる」ことが重要です。そのためにはできるだけたくさんの文章を書いていきましょう。いきなり文章を書くのが難しい場合は、手始めに文章を読んで大事な部分を抜き出すことから始めてみましょう。次にその抜き出した内容を自分の言葉でまとめる練習をしましょう。できるだけ順序立てて書くことを意識しながらできるだけたくさん作文を書き、先生などに添削を受けながら筆者の意見をまとめられる力を身につけていきましょう。
条件作文については、①自分の意見を書く②意見の根拠となった理由とその例示を示す③まとめを書くという順番を守りながら練習を進めましょう

総合問題

総合問題については、まず問題文の中から問題提起されている部分を読み取る力、いわゆる「基礎読解力」が必要です。入試問題には「この問題は算数の割合の問題です」などと親切に単元や必要な内容を教えてくれません。問題文である会話や図、表などからどの教科のどの知識を使って解くのか、自分で判断しなければいけません。一見社会の問題に見えても実は算数の問題で計算が必要たっだりと、問題をきちんと読み解くことが一番の正答への近道となります。焦らず、問題をきちんと読み取って聞かれていることは何か判断する力を養っていきましょう。また、作文の問題と同様、受験者が自分で考えて答える問題も出題されています。このような問題は正解が一つではありませんが、問題の意図を読み取る、自分の持っている知識の中から最適なものを選択し、正しい言葉で伝える力が必要になってきます。


作文、総合問題どちらも一朝一夕でできるものではありません。演習とトレーニングを繰り返しながら少しずつスキルを磨いていくしかありません。試験は毎年1月に行われますが、高松北中学の受験を考えている保護者の皆さまは、早めに傾向を知り、足りない部分は何か調べ、対策を立てていくことが必要です。中高一貫校の受験用のテキストなどでは、こういった思考力や読解力を養えるものもあります。こういった教材や塾の講座などを活用しながら受験の準備を進めていきましょう。



ホープアカデミーでは、高松北中学校の受験の対策も行っております。お気軽にご相談ください。
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