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デジタルデバイスどう扱う?

こんにちは。

ホープアカデミーの藤原です。

香川県でもゲーム条例などデジタルデバイスを中心としたインターネットを伴うデバイスの使用方法については、議論がされているところです。

小学生や中学生にはスマホなどのデバイスを持たせたほうがよいのか、そうでないのか、議論が多いところではありますが、今日はどういった扱いが良いのか考えてみましょう。

デジタルデバイスとどう付き合っていくか

デジタルデバイスとは、パソコン、スマートフォンやタブレット、また通信可能なゲーム機などのことを指します。
スマホの含む通信機器の普及率は80%を超えており、まさに生活になくてはならないものとなっています。
小学生や中学生でも最近はスマホなどを使っている光景をよく目にします。
スマホを持っていることのメリットとデメリットを考えてみましょう。

スマホを持つメリット

メリットとしては、
①安否確認や所在確認が容易に可能

小学生に通信機器を持たせている親は、子どもがどこで何をしているのか把握するために持たせている場合が多いです。
また、共働きなどで、定期的に子供と連絡を取る必要がある場合なども子どもにスマホを持たせているケースがあります。

②検索やナビなどの機能を有効に使い効率的な行動ができる

わからないことを検索したり、有効な方法を探ったりするのにインターネットは早くて効率的です。
また、計算機能を使えば、計算にかける学習時間を削減することができ、勉強の公立も上がります。

③コミュニケーションツールとして使用できる

LINEやInstagramなどを通して様々な人とコミュニケーションをとることができます。
いろんな考え方や価値観を持つ人や物事に触れて、今後予想されるであろう多様化する社会にいち早く適応できる力をつけることができます。

④デバイス等に関する知識を得ることができる

普段からスマホなどのデジタルデバイスに触れている人と触れていない人では、デバイスや情報機器に対する認識が変わってきます。
今からの時代はインターネットの知識がなければ情報弱者となってしまいます。
そういった情報をどうやって手に入れるのか、そういった知識を早いうちから持っておくことはとても大事です。

スマホをもつデメリット

次にデメリットとして
①トラブルや犯罪に巻き込まれる可能性がある

SNSなどを通じてたくさんの人とつながることができる分、トラブルも増えます。最悪の場合、犯罪に巻き込まれてしまうこともあるでしょう。
子どもにスマホを持たせない親の意見でいちばん多いのが、こういったリスクを懸念してのものです。

②自分で考えることをしなくなる

インターネットで検索をすれば、たいていのことはすぐわかります。
簡単ですが、ほとんどがこれで解決してしまうため、他の選択肢を探さなくなる、探せなくなってしまいます。
たいていのことは載っていますが、人間関係のこと、将来のことなど、インターネットにはのっていないことを知るために、どういったアプローチが必要なのか、どうやって探せばいいのかを考えて実行する力も人生の中では必ず必要になってきます。
こういった力をつけるために、安易になんでも検索して知ることができるようにせず、自分で考え、自分で調べる力をつけさせることも必要です。

③依存する

今一番問題になっているのが「スマホ依存症」です。
手元にスマホがないと落ち着かない、ずっと触っている、勉強中もスマホが気になり勉強に集中できないなど、日常生活に支障をきたすレベルになっている状態です。
こういった懸念をいだいている親御さんも多いと思います。

子どもにデバイスは必要なのか

子どもにスマホなどのデジタルデバイスを持たせることにはメリットもデメリットもあります。
デメリットを気にして子どもには一切こういった機器を触らせない、SNSをさせないといった親も一定数いいます。
ですが、今から子供たちが生きていく時代は、情報通信機器が身近にある世界です。
今のうちに適切な使い方を学んでおかないと、大人になってから、依存したり、情報弱者になってしまったりなど生きていくうえで困ることに多く直面するのではないのでしょうか。

今の私たちができることは、デメリットを回避しつつこういった機器に触れていく機会を作っていくことではないかと思います。
使い方を制限したり、管理する仕組みも整ってきています。

こういった機能も使いながら、自分の子供の現状にあった、適切なデバイスの使い方をさせていってあげるのが一番だと思います。
子どもがデバイスで何をしているのか、どういった機能をよく使っているのか、しっかり把握しながら悪い部分は規制しつつ、よいところを吸収できるような使い方を
わたしたちが示してあげるべきだと思います。

デジタルデバイスはあくまで「道具」です。使い方によって良い方向へも悪い方向へもいきます。
早いうちから上手な付き合い方を示してあげられるようにしましょう。
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